国境の島・対馬で
地球や地域社会、
自分と向き合う10日間
Earth Dialogue in Tsushima – 10 days of seeking sustainability

「持続可能社会」や「サステナブルな社会」と言われるけど、
実際にどんな視点を持って、物事を考えたらいいのだろう?

「地域づくり」や「地域創生」と言われるけど、
実際にどんな視点を持って、地域に触れたらいいの?

大自然と人情豊かな、
長崎の国境の島・対馬で、
そんな問いへのヒントが詰まった、10日間のプログラムを開催します。

対馬は、九州と韓国の間に位置しており、
古代から大陸と日本を繋ぐ島として生きてきた交易・交流の地。
ユネスコ世界記憶遺産に登録された「朝鮮通信使」に代表される、
友好や平和を築く最先端の地でもあります。

「地域と生きる、Beを学ぶ」ベーシックコース10日間では、
自然と人、人と人が共に生きるための智恵やあり方を学び、
地域の力を引き出し活かしながら、地球や地域社会に貢献し、
自分らしく生きる、生き方を見出すことができます。

2024年春、いよいよ開校です!
ぜひご参加を、お待ちしております。

こんな方におススメ

  • 「地域」に興味があり、現場での体験をしてみたい
  • 地域との向き合い方を身につけたい
  • 自然と人、人と人が共に生きるあり方を模索したい
  • 自然循環型の社会について知りたい
  • 地球や地域社会に貢献する生き方を模索したい
  • 自分らしく、社会と繋がって、生きてゆきたい
  • 自分を見つめる、リトリートの時間を過ごしたい
  • 仲間と出会い、対話の時間を過ごしたい

学びのステップ

地域の現場で、大自然と向き合って生きる、
名人さんが持つ智恵・技・心に学ぶと同時に、
持続可能社会づくりの実践者である島外講師による特別講義を受講し、
両方のアプローチから学びを進めてゆく10日間。

【STEP1】
地域と向き合うための姿勢・まなざしを学び、
自然と人、人と人が共に生きるための智恵を学ぶ。
【STEP2】
地球規模の視点から自然循環型の社会とはどのようなものかを知り、
地球や地域社会に貢献する具体的な方法や先人たちの取り組みを知る。
【STEP3】
自分自身の特性や関心を認識した上で、
社会と繋がって活き活きと生きる方法を手に入れる。

対馬地球大学での
過ごし方

「地域と生きる、Beを学ぶ」ベーシックコース10日間
プログラムのキーワードは、「対話(ダイアローグ)」

自然ダイアローグの時間・・・自然(地球)との対話
社会ダイアローグの時間・・・社会(他者)との対話
自分ダイアローグの時間・・・自分(内面)との対話

身体を動かし、五感をフル稼働させて、大自然のなかで、地域の名人たちと交流しながら様々な対話を重ねてみよう。
そして、新しい自分に出会おう。

1日目

午前

集合

午後

地域案内
「対馬学~対馬の歴史・文化から学び、今ここを捉える~

2日目

午前

サステナブル講座I
「地球学~地球の視点から文明の在り方を学ぶ~

午後

サステナブル講座II
「対話学~対話の本質と平和の思考を学ぶ~
オリエンテーション
「地元学~地域への姿勢・まなざしを学ぶ~

3日目

3日目/4日目/5日目

午前~午後

〜自然・社会ダイアローグの時間〜
春夏秋冬 / 地域の生業のお手伝い
  • 農業、漁業、林業、手しごと
  • 自家菜園
  • 地域行事やイベント
  • 郷土・家庭料理、保存食作り
  • 地域の背景や文脈に触れる体験

4日目

5日目

6日目

6日目/7日目

午前~午後

フリータイム
※学びを自分のペースで、心赴くままに深める時間
※里山サイクリング、まち歩きなど可能
※対馬のおススメの過ごし方はご相談いただけます

7日目

8日目

午前~午後

〜自然ダイアローグの時間〜
対馬のガイドさんとご一緒に季節に合わせた自然体験(名山トレッキングやシーカヤック等)

9日目

午前~午後

〜自分ダイアローグの時間〜
自らの気づき・学び・変化について掘り下げて、日常につなげる振り返りワーク

10日目

午前~午後

出発

2024年3月開催プログラム 1期生募集内容

日程
2024年3月12日(火)〜3月21日(木) 9泊10日
集合
3月12日(火) 10:30 対馬空港
解散
3月21日(木) 14:00 対馬空港
募集人数
10名 ※定員になり次第締切
申込締切
2月20日(火)
参加費
200,000 円(税込)/ 1名
(受講120,000円 / 食事・宿泊80,000円)
  • ※1/31(水)までの早期お申し込みは160,000円
  • ※フリータイムの2日間の食事は含みません
  • ※対馬空港までの交通は各自お手配ください
  • ※開催後のフォローアップ講座(オンライン)あり

講師紹介

※3月開催プログラムは「地球学」「対話学」を谷崎氏、「地元学」を高野が担当します

認定NPO法人 共存の森ネットワーク 理事長 澁澤 寿一 氏

1952年生まれ。国際協力機構専門家としてパラグアイに赴任後、循環型都市「ハウステンボス」の企画、経営に携わる。全国の高校生100人が「森や海・川の名人」をたずねる「聞き書き甲子園」の事業や、各地で開催する「なりわい塾」など、森林文化の教育・啓発を通して、人材の育成や地域づくりを手がける。岡山県真庭市では木質バイオマスを利用した地域づくり「里山資本主義」の推進に努める。明治の実業家・渋沢栄一の曾孫。農学博士。著書『人は自然の一部である』

構成作家、京都芸術大学 客員教授 谷崎 テトラ 氏

1964年、静岡生まれ。環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の発信者&アーティストとして活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境保護アクションの立ち上げや、国連地球サミットなど国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデーなどへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のエコビレッジや共同体教育、カルチュアルクリエイティブス(文化創造)を取材し、未来デザインのための智恵を伝える仕事をしている。YouTube「テトラノオト」

株式会社 ボーダレス・ジャパン 代表取締役 田口 一成 氏

1980年生まれ。福岡県出身。大学2年時に発展途上国で栄養失調に苦しむ子どもの映像を見て、「これぞ自分が人生をかける価値がある」と決意。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。25歳でボーダレス・ジャパンを創業。社会課題を解決するソーシャルビジネスのパイオニアとして、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、EY「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン」に選出。著書『9割の社会問題はビジネスで解決できる』

認定NPO法人 テラ・ルネッサンス 理事・創設者 鬼丸 昌也 氏

1979年、福岡県生まれ。立命館大学法学部卒。高校在学中にアリヤラトネ博士(サルボダヤ運動創始者/スリランカ)と出逢い、『すべての人に未来をつくりだす能力がある』と教えられる。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。同年10月、大学在学中に「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」をめざす「テラ・ルネッサンス」設立。地雷、子ども兵や平和問題を伝える講演活動は、学校、企業、行政などで年100 回以上。遠い国の話を身近に感じさせ、ひとり一人に未来をつくる力があると訴えかける講演に共感が広がっている。

対馬地球大学 代表 地域コーディネーター 高野 清華

1983年生まれ、熊本県出身。聞き書きライター。米国留学や東京での活動後、2007年に地域づくり先進地である島根県海士町へ移住。まちづくりに取組む株式会社巡の環(現在の「風と土と」)創業メンバー。2012年、同社を卒業して山陰でフリーライターとして活動後、熊本県山都町へ移住。2013年、合同会社じゅんぐり舎設立。研修・イベント企画運営や執筆編集、集落ワークショップなどのまちづくり支援を手がける。2019年4月、長崎県対馬市に拠点を移して地域の方々とのご縁から、株式会社対馬地球大学を創業。地域の名人の智恵・技・心に学ぶことが、より平和で持続可能な社会につながると信じ、地域まるごと学び舎を目指している。

地域の名人紹介

※地域の名人さんの一部をご紹介
他にも、森・川・里・海の名人が多数いらっしゃいます

ふるさとづくり「佐護笑楽校」運営会 代表 平山 美登 氏

佐護生まれ、佐護育ち。地域がより良くなるようにと願う、熱い想いはピカイチ。関東からUターン後、現場監督など建設業に30年以上従事しながら、佐護総区長を13年間務めた。約20年続いてきた、地域の風物詩である「あじさい祭り」実行委員長。妻と農家民泊「恵」を運営し、国内からはもちろん、これまでアジアや欧米などからも民泊客を受け入れてきた。天然記念物・ツシマヤマネコや野鳥好きのリピーター客も多い。アスパラ農家で、民泊では新鮮なアスパラ採り体験ができる。

神宮自然農園 代表、米・アスパラ農家 神宮 正芳 氏

佐護・中山生まれ、育ち。循環型農法の名人として、これまで島内外から自然共生分野の大学教諭や学生を含む多くの人々が、神宮自然農園を訪れてきた。約60年間農業に取り組み、対馬における、昔ながらの木庭作(こばさく)という伝統的な焼畑農業の伝承者でもある。民泊を営み、赤牛の飼育も行っていた。ニホンミツバチの養蜂、蕎麦打ちの達人。土づくりに力を入れ、神宮自然農園のお米やアスパラは絶品。「農家は自然の番人」が口ぐせ。ツシマヤマネコと共生する農業を心がけている。

米・椎茸農家 春日亀 浩毅 氏

佐護生まれ、佐護育ち。Uターン後、医療従事者として働いた後、2代目若手農家として家族で農業を営み、長崎県下で個人農家としては最大の広さの田んぼで米作りに取り組む。人を楽しませることが得意で、対馬高校の生徒会長だった頃も、思い出に残る数々のエピソードを持つ。佐護ヤマネコ稲作研究会メンバー。ツシマヤマネコなどの生き物に配慮し、創意工夫を重ねて栽培されたお米は絶品で、全国にそのファンがいる。「森のアワビ」と呼ばれる原木椎茸を栽培し、椎茸狩り体験の受け入れも好評。

KOMIYA SILVER 代表 小宮 翔 氏

佐護生まれ、佐護育ち。幼い頃から物づくりに興味を持つ。上対馬高校を卒業後、福岡を中心に歯科技工士として働いた後、26歳で対馬にUターン。シルバーアクセサリー作家。海岸漂着物や身の回りの廃材などを活かした作品づくりにも取り組んでいる。島内を巡るうちに、これまで知らなかった対馬を再発見し、その豊かさや面白さを、もっと島内外の人たちに知ってもらいたいという気持ちが強まる日々。シルバーアクセサリー作りワークショップは、世代を問わず体験者の数を伸ばし続けている。

「さごんキッチン」かあちゃんシェフ

佐護出身や、佐護に嫁ターンした元気な女性たちのグループ。2021年6月、旧佐護小学校の旧音楽室にオープンした、食堂「さごんキッチン」。名前の由来は「佐護の(台所、キッチンで作られる)温かい家庭料理を食べていただきたい」という想いから。森・川・里・海の旬の食材が、メンバーの魔法にかかって、美味しい料理に大変身…!郷土・家庭料理の名人として、学生や社会人の料理作り体験の受け入れも行う。ほっとする味の手料理が好評で、島内外からリピートしてくださるお客様が多数。